保育士資格取得前に知っておきたい保育サービス

保育士資格取得前に知っておきたい保育サービス

保育という言葉の意味を調べてみました。

 

すると、保育とは「乳幼児を保護し育てること。」とあります。

 

また、哺育(ほいく)とは、「はぐくみ育てること。
動物の子が独立生活を営み得るまで、親が保護・養育すること。」
となっています。

高度経済成長による子どもへの影響

昔は、家庭には祖父母、両親、そして子どもがいて、
子どもは自分以外にもたくさんのきょうだいがいる家族の中で育つのが普通でした。

 

そして、地域の中でも隣のおじさんやおばさんが声をかけてくれたり、
挨拶を交わしたり、悪い事をしているところを見つかって叱られるなどして
子どもは育っていきました。

 

つまり、子どもは、家族以外の大人からも愛され、叱られ、育てられ、
子育ては家族だけでなく、親戚付き合いや近隣付き合いのなかで相互になされていました。

 

しかし、1960年代になると高度経済成長期により、子どもを取り巻く環境も大きく変化しました。

 

高度経済成長に伴う多くの労働力は、
「金の卵」と呼ばれた中学や高等学校を卒業したばかりの
全国各地の地方にいる若手労働者によってまかなわれました。

 

これにより、地方の大家族は崩壊し、都市圏では核家族世帯や単身世帯が増えました。

 

さらに、都市部の核家族では、「父親不在」の現象が起こったり、
母親もパートに出るなどし、「かぎっ子」の子どもが増えました。

 

父親の殆どは、「会社人間」と化し、
肉体的にも精神的にも、すべてのエネルギーを会社に降り注ぐようになりました。

 

新興住宅地などには、突如として知らない者同士が集まり、
近隣住人との人間関係は希薄な状態になりました。

 

他人の子どもを、大人がわが子にする様に注意する大人も少なくなり、
地域社会のつながりも弱くもろいものになっていきました。

 

結果、近隣のお互いの助け合いによる子育ては崩壊し、
家族内での子育ても不十分なものになってしまったのです。

 

そして、戦後から、高度経済成長期には、
家事の電化や合理化が進み、子どもの教育費は拡大、
経済成長期に伴う人手不足などによって、
多くの女性が外で働く様になりました。

 

働く女性が増えたことで、保育所がたくさんつくられましたが、
その時期は、親が働く時間、親の代わりに子供の保育を行う
「就労支援」が、保育所機能の中心を占めていました。

 

しかし、徐々に保育所を利用する共働きの家庭が増え、
子育てを取り巻く家族や地域の変化が起こりました。

 

子育ての中心的な機能を担って生きた保育所の役割は大きく変化を遂げ、
期待される事柄も大きく変わってきたのです。

 

近年は、子どもを育てる環境の孤立化に伴う育児ノイローゼや子どもの虐待、
母子密着型育児など、
さまざまな子育てにまつわる問題が指摘されています。

 

 

そして、保育所には、地域、家庭、子育て支援機能を付け加えるよう
もとめられてきました。

 

今まで家族や地域の子育て機能にまかせっきり状態にしていたのですが、
それは限界となり、公の機関による子育て機能を強めていくよう方向性が示されました。

保育所の役割の変化

近年は、児童虐待が社会問題となっています。

 

保育所は、虐待発見後の対応についても重要な役割を担います。

 

「児童虐待の防止等に関する法律(2004年10月改正)」にも、
保育所の対応について以下の条文が追記されています。

 

・児童虐待の防止等に関する法律第13条の2

 

 「市町村は、児童福祉法第24条第3項の規定により
 保育所に入所する児童を選考する場合には、
 児童虐待の防止に寄与するため、特別の支援を要する家庭の福祉に
 配慮をしなければならない。」

 

つまり、保育所は、以前よりも増して、
虐待に対してリスクの高い子どもと親への支援が求められる様になったのです。

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